【ドル円週末総括】2026/07/26 週末版 今週の振り返りと来週の見通し・戦略

※週足チャート(20週移動平均線付き)

はじめに

こんばんは!(週末のんびり相場観察中) 兼業トレーダーのゆるりもゆるりです! 今週1週間(7/20(月)〜7/24(金))のドル円は、始値162.43円から終値163.86円まで上昇し、強い陽線で引けました。週末にかけては高値圏で小動きとなりましたね。 来週は、いよいよ金融政策イベントが目白押しです。大注目イベントを前に、まずは来週の見通しをまとめてみました。

📊 来週(7/27(月)〜7/31(金))の見通しまとめ

    • 方向感:ドル買い優勢
    • 一言まとめ:FOMCと日銀金融政策決定会合、そして主要米経済指標が集中する週です。日米金利差拡大期待からドル買い優勢となりやすいですが、RSIの過熱感や政府・日銀による為替介入警戒から調整売りにも注意が必要です。
    • 想定レンジ(週間):上限 165.00円 / 下限 162.50円
    • 狙いたい戦略:押し目買い狙い
    • 最大のリスクイベント:米FOMC政策金利発表 & 日銀金融政策決定会合
詳しい根拠は以下で解説します。

1. 今週の値動きレビュー

週足ローソク足の形状と意味

今週(7/20〜7/24)の週足は、始値162.43円、高値163.98円、安値162.27円、終値163.86円の陽線で引けました。 実体は1.43円と大きく、大陽線に近い形状です。上ひげは0.12円、下ひげは0.16円とどちらも短く、週を通じて強い買い圧力が継続したことを示しています。 20週移動平均線(160.01円)からは現在値が3.85円も上方に乖離しており、強い上昇トレンドが続いていることが見て取れます。この形状は来週もドル高・円安方向への勢いが継続する可能性を示唆していますが、過熱感も意識される水準です。

日足レベルの整理

今週のドル円は、週初から堅調に推移しました。 週半ばの7/22(火)には162.84円まで下落する場面もありましたが、7/23(水)には安値163.01円から一気に163.98円の高値をつけ、強い買い戻しが入りました。7/24(木)は高値圏で推移し、163.85円で週の取引を終えました。 20日移動平均線(162.66円)に対して現在値は0.73%上方に乖離しており、短期的な過熱感も感じられます。 直近の重要な日足レベルでは、今週の高値である163.98円がレジスタンスとして意識されそうです。一方、20日移動平均線のある162.66円付近や、今週の始値162.43円がサポートとして機能する可能性があります。

2. 来週の重要イベント

来週(7/27(月)〜7/31(金))は、日米の金融政策決定会合が相次いで開催される、まさに「スーパーウィーク」となります。特に注目すべきイベントが多いです。
日時(JST) イベント名 重要度 予想/前回 ドル円への影響
7/29(水)27:00 米国・FOMC政策金利発表 ★★★★★ -- ドル金利見通しで大きく変動
7/29(水)27:30 ウォーシュFRB議長 記者会見 ★★★★★ -- 今後の政策スタンスで変動
7/30(木)21:30 米国・4〜6月期GDP速報値 ★★★★★ -- 米経済の強弱を測る指標
7/30(木)21:30 米国・6月PCEデフレーター ★★★★★ -- FRBが重視するインフレ指標
7/31(金)未定 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表 ★★★★★ 前回1.00% 日銀の政策変更で大きく変動
7/27(月)08:50 日本・6月企業向けサービス価格指数 ★★ 予想3.4%/前回3.3% 日銀の政策判断に影響
7/27(月)21:30 米国・6月耐久財受注(前月比) ★★★ 市場予想+1.3% 米景気動向の先行指標
7/30(木)21:30 米国・6月個人所得/個人消費支出(PCE) ★★★★ -- 米消費動向とインフレを示唆
7/31(金)未定 日銀展望レポート ★★★★ -- 物価見通しが追加利上げ時期を左右

最注目イベント

来週は、間違いなく「米FOMC政策金利発表(7/29水・深夜)」と「日銀金融政策決定会合(7/31金)」が最大の注目イベントとなります。
  • 米FOMC政策金利発表:
* ポジティブサプライズ(ドル高要因)時:利上げ継続を示唆するタカ派的な声明やウォーシュFRB議長の発言があった場合、ドル買いが強まりドル円は一段と上昇するでしょう。 * ネガティブサプライズ(ドル安要因)時:利上げ停止や利下げを匂わせるハト派的な内容だった場合、ドル売りが優勢となりドル円は下落する可能性があります。
  • 日銀金融政策決定会合:
* ポジティブサプライズ(円高要因)時:予想を上回る利上げや、早期の追加利上げを示唆するタカ派的な内容、あるいは植田総裁の会見で円安牽制が強まった場合、円買いが加速しドル円は下落するでしょう。 * ネガティブサプライズ(円安要因)時:現状維持や、金融引き締めに慎重な姿勢が示された場合、日米金利差拡大が意識されて円売りが強まりドル円は上昇する可能性があります。 この2つが相次いで開催されるため、非常にボラティリティの高い週になることが予想されます。

3. ファンダメンタルズの大局観

日米金利差と中央銀行の方向性

現状、米国のFRBはインフレ抑制のために高金利政策を維持しており、利上げの可能性も依然としてくすぶっています。一方、日本銀行は金融緩和からの脱却を図っているものの、そのペースは非常に緩やかで、政策金利は1.00%と依然として低水準です。この日米金利差が、構造的なドル買い・円売りの主要因としてドル円相場を押し上げています。 来週のFOMCと日銀会合で、それぞれの政策スタンスに変化があれば、金利差の方向性が変わり、ドル円相場に大きな影響を与えるでしょう。特に、日銀がサプライズでタカ派的な姿勢を見せれば、一時的に円買いが強まる可能性もあります。

主要な構造的テーマ

現在のドル円相場を動かす主要なテーマは、やはり「日米金利差を背景とした円キャリートレード」の継続です。低金利の円を借りて高金利のドル資産に投資する動きが、ドル円の上昇を後押ししています。 また、中東情勢の緊迫化を背景とした原油高も、有事のドル買いを誘発し、ドル円を押し上げる要因となっています。これはリスクオフのドル買いという側面もありますが、現状は金利差要因が主導していると考えられます。

ポジション・センチメント概況

最新のCOT(Commitments of Traders)レポートによると、大口投機筋の円のネットショートポジション(売り越し)が約15.5万枚と、およそ2年ぶりの高水準に達しています。これは、市場が円安方向へ強く傾いていることを示しています。 また、米ドルのネットロングポジション(買い越し)も17ヶ月ぶりの高水準となっており、ドル買いへの強い意欲が見られます。 一部では、アセットマネージャーのドル円グロスロングが18ヶ月ぶりの高水準に達しており、センチメントの極端な偏りを示唆している可能性も指摘されています。個人投資家は比較的逆張りとなる傾向があると言われており、外為どっとコムのデータでは、ドル円の買いが29%、売りが71%と、個人投資家はかなりの円買いに傾いているようです。このような状況は、もし市場が反転した場合、大きな値動きにつながる可能性があります。

4. テクニカル分析(大局)

重要な価格水準(日足・週足)

    • 週足レジスタンス:163.98円(今週の高値)/ 164.08円(日足ボリンジャーバンド+2σ)
    • 週足サポート:162.43円(今週の始値)/ 162.27円(今週の安値)/ 160.01円(20週移動平均線)
    • 日足レジスタンス:163.98円(今週の高値)/ 164.08円(日足ボリンジャーバンド+2σ)
    • 日足サポート:162.66円(20日移動平均線)/ 162.27円(今週の安値)
    • 心理的節目:164円、165円
    • 現在値(1ドル=163.85円)の立ち位置を1〜2行で:現在値は今週の高値圏、かつ日足ボリンジャーバンドの+1σ〜+2σの間で推移しており、強い上昇トレンドの中にあります。

各指標の状況(日足ベース)

指標 計算値(実データ) 判定・注目ポイント
RSI(日足・14期間) 74.2 買われすぎ圏(70以上)
RSI(週足・14期間) 66.8 やや買われすぎ気味
20日MA乖離率 +0.73% 過熱感あり
ボリンジャーバンド(日足・20期間) +1.68σ(上限+2σ=164.08円、中心20MA=162.66円、下限-2σ=161.24円) +1σ〜+2σ(強め)
MACD(日足・12-26-9) MACDライン: 0.595, シグナル: 0.468, ヒストグラム: 0.127 ゼロライン上(買い優勢)、クロス状態変化なし、強気ダイバージェンスあり(価格↓・MACD↑)

5. 来週の2シナリオ

🟢 強気シナリオ(ドル高・円安方向)

    • 発動条件:163.80円〜164.00円を維持して上昇を継続、またはFOMCでタカ派的なサプライズがあった場合。
    • 目標レンジ:164.50〜165.00円
    • 確率:60%
    • 根拠:週足は強い陽線で上昇トレンド継続を示唆。日米金利差拡大のファンダメンタルズが強い。MACDに強気ダイバージェンスが見られる。FOMCがタカ派的、または日銀がハト派的ならドル買いが加速する。
    • 戦略:主要サポート(20日MAや163円台前半)での押し目買いを狙います。

🔴 弱気シナリオ(ドル安・円高方向)

    • 発動条件:163.50円を終値で割り込み、さらに20日移動平均線(162.66円)を下回った場合。または日銀会合でサプライズの利上げや強い円安牽制があった場合。
    • 目標レンジ:162.00〜161.50円
    • 確率:40%
    • 根拠:日足RSIが買われすぎ水準にあり、調整売りが入りやすい。高値警戒感や政府・日銀による為替介入への警戒感が常に存在する。日銀がタカ派的、またはFOMCがハト派的ならドル売りが加速する。
    • 戦略:高値圏での戻り売りを検討しますが、下落の勢いを見極めることが重要です。

6. まとめと来週のトレード戦略

🗓 来週(7/27(月)〜7/31(金))のトレード戦略

    • メインシナリオ:強気(ドル買い優勢)、確率60%
    • 想定週間レンジ:162.50〜165.00円
    • 狙いたいトレード:押し目買い狙い
    • エントリー候補価格:163.00円〜163.50円付近のサポート確認後
    • 利確目安:164.50円〜165.00円付近
    • 損切り目安:162.50円を終値で割れたら
    • 最大の注意点:7/29(水)深夜のFOMCと7/31(金)の日銀金融政策決定会合。サプライズがあれば一方向への大きな動きに注意し、ポジションを減らすか、イベント通過まで待つ戦略も有効です。
    • 週のチェックポイント:週前半は米経済指標、週中盤はFOMC、週後半は日銀会合とイベントが続くため、各イベントの結果と市場の反応を常にチェックし、シナリオを柔軟に見直しましょう。
今週もお疲れ様でした!来週はいよいよ金融政策ウィークということで、大きなチャンスとリスクが混在する相場になりそうです。しっかりと準備をして、冷静にトレードに臨みましょうね。それでは、素敵な週末をお過ごしください!

次回予告

📅 次回更新の予告

来週月曜日の東京市場オープン時から平日版の分析をお届けします。
今回の週末予想が当たったかどうかも振り返りますので、ぜひまたチェックしてください!


※本ブログで提供する情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と自己責任において行っていただきますようお願いいたします。

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