【ドル円週末総括】2026/06/28 週末版 今週の振り返りと来週の見通し・戦略

※週足チャート(20週移動平均線付き)


はじめに

こんばんは!(週末のんびり相場観察中) 兼業トレーダーのゆるりもゆるりです! 今週1週間(6/22(月)〜6/26(金))のドル円は、米国の利上げ観測と金利差拡大を背景に底堅く推移しましたが、162円手前では政府・日銀による為替介入警戒感が強く、上値が抑えられる神経質な展開となりました。

📊 来週(6/29(月)〜7/3(金))の見通しまとめ

    • 方向感:ドル買い優勢
    • 一言まとめ:米国の利上げ観測と日米金利差の拡大がドル円を下支えする一方、162円台では政府・日銀による介入警戒感が強く、上値が重い展開となりそうです。米雇用統計の結果が方向性を左右するでしょう。
    • 想定レンジ(週間):上限 162.50円 / 下限 160.80円
    • 狙いたい戦略:押し目買い狙い
    • 最大のリスクイベント:米6月雇用統計(7/2(木)21:30)
詳しい根拠は以下で解説します。

1. 今週の値動きレビュー

週足ローソク足の形状と意味

今週のドル円の週足ローソク足は、161円台後半を中心に底堅く推移し、一時161.90円台まで上昇したものの、162円の大台手前で上値を抑えられました。 結果として、やや上ヒゲの長い陽線、あるいはコマ足に近い形状で引けたと見られます。これは、ドル高圧力が依然強いものの、重要な節目での上値の重さが意識されたことを示唆しています。 次週は、この上値抵抗帯を突破できるかどうかが焦点となるでしょう。 週足の20週移動平均線は上昇を続けており、現在のレートは明確にその上に位置しています。これは長期的なドル高トレンドが継続していることを示しています。

日足レベルの整理

今週の日足は、週初から堅調な地合いで始まり、161.19円から161.71円へと上昇しました。 その後も米国のタカ派的な金融政策見通しやインフレ指標の粘着性を受けて、161円台後半を中心に高値圏での推移が続きました。 一時、為替介入への警戒報道で161.068円まで下落する場面もありましたが、すぐに買い戻され、底堅さを見せました。 週末にかけては161.90円付近まで高値を伸ばすも、162円の節目を前に上値が抑えられ、161.75円付近でクローズしています。 日足20日移動平均線は上昇を続けており、現在のレートはその上に位置しているため、やや割高感が意識される水準ではあります。 直近の重要な日足レベルのレジスタンスは、2024年7月高値である161.95円付近、そして心理的節目である162.00円です。 サポートとしては、今週の安値である161.00円付近、そして日足の転換線が位置する160.70円付近が意識されます。

2. 来週の重要イベント

来週(6/29(月)〜7/3(金))の主要経済指標とイベントは以下の通りです。
日付・時刻(JST) イベント名 重要度 ドル円への影響方向
6/30(火)08:50 日本 5月失業率 ★★ 改善すれば円高
6/30(火)23:00 米国 6月消費者信頼感指数 ★★★ 強ければドル高
6/30(火)23:00 米国 5月JOLTS求人件数 ★★★ 強ければドル高
7/1(水)08:50 日本 4-6月期日銀短観 ★★★ 改善すれば円高
7/1(水)21:15 米国 6月ADP雇用統計 ★★★ 強ければドル高
7/1(水)23:00 米国 6月ISM製造業景況指数 ★★★ 強ければドル高
7/2(木)21:30 米国 6月非農業部門雇用者数変化 ★★★★★ 強ければドル高
7/2(木)21:30 米国 6月失業率 ★★★★★ 低ければドル高
7/2(木)21:30 米国 6月平均時給 ★★★★★ 高ければドル高
7/3(金)終日 米国 独立記念日(振替休日) 市場休場

今週で最も注目のイベント

来週で最も注目されるのは、7月2日(木)21:30に発表される米6月雇用統計です。 特に、非農業部門雇用者数変化と平均時給の伸びが注目されます。FRBがインフレ警戒スタンスを強めているため、雇用者数の増減よりも平均時給の動向が市場の金利観測に大きく影響を与えるでしょう。
  • ポジティブサプライズ(雇用者数増加、平均時給高):

    市場予想を上回る強い結果となれば、米国の労働市場の底堅さが再確認され、FRBの年内利上げ観測が一段と強まります。これによりドル買いが加速し、ドル円は162円の節目を突破して、さらに上値を試す展開となる可能性があります。

  • ネガティブサプライズ(雇用者数減少、平均時給低):

    市場予想を下回る弱い結果となれば、米国の景気減速懸念や利上げ観測の後退から、ドル売りの動きが強まるでしょう。ドル円は高値圏からの調整が入り、161円台を割り込んで下値を模索する可能性があります。ただし、深い調整となるかは、日銀の金融政策スタンスも影響します。

3. ファンダメンタルズの大局観

日米金利差と中央銀行の方向性

FRBは前回のFOMCでタカ派的な姿勢を維持し、年内利上げの可能性を示唆しました。 一方、日銀は0.25%の利上げを行ったものの、「金融環境は緩和的」との認識を維持しており、市場はハト派的に受け止めています。 この日米金融政策の方向性の違いが、依然として大きな金利差を生み出し、ドル円のドル高・円安基調を構造的に支えています。 来週のイベントで、FRBの政策方向が大きく変わるリスクは低いと見られますが、米雇用統計の結果次第では、市場の利上げ期待が変動する可能性はあります。

主要な構造的テーマ

現在のドル円相場を動かす主要な構造的テーマは、引き続き日米金利差の拡大とそれに伴う円キャリートレードの継続です。 米国のインフレが粘着性を示し、FRBのタカ派姿勢が維持される限り、この金利差は縮まりにくく、円売りの圧力が続きやすい環境です。 また、地政学リスク(中東情勢など)は一時的に沈静化しているものの、リスク回避的なドル買い要因として意識され続ける可能性があります。

ポジション・センチメント概況

直近のCFTC(米商品先物取引委員会)のIMM通貨先物ポジションデータでは、円買いポジション、円売りポジションともに前週比で大きな変化は確認されていません。 しかし、市場全体のセンチメントとしては、日米金利差を背景としたドル高・円安への傾きが根強く、162円手前での当局による介入警戒感が意識されています。 この水準でのドルロングの積み上がりが過度に進むと、何らかのきっかけで調整が入った場合に、リバースリスク(急激な巻き戻し)が生じる可能性には注意が必要です。

4. テクニカル分析(大局)

重要な価格水準(日足・週足)

    • 週足レジスタンス:162.50円(2024年7月高値161.95円を明確に突破した場合の次のターゲット)
    • 週足サポート:159.50円(直近のレンジ下限、介入警戒感が強まる前の水準)
    • 日足レジスタンス:161.95円(2024年7月の高値であり、今週の上値が抑えられた水準)
    • 日足サポート:160.70円(日足の転換線が位置する水準、押し目買いの候補)
    • 心理的節目:162円(政府・日銀による為替介入が強く警戒される大台)
    • 現在の1ドル=161.75円の立ち位置:162円という心理的かつ介入警戒ラインを目前に控えた攻防の真っただ中にあり、ここを明確に突破できるかが焦点となっています。

各指標の状況(日足ベース)

指標 値(日足) 判定・注目ポイント
RSI(日足)65買われすぎに近づくも、トレンドは継続
RSI(週足)70買われすぎ水準で高止まり
20MA乖離率(日足)+0.8%緩やかな過熱感あり
ボリンジャーバンド位置+1σ付近上昇トレンド継続を示唆
MACDダイバージェンス(日足)なし上昇モメンタムは維持

5. 来週の2シナリオ

🟢 強気シナリオ(ドル高・円安方向)

    • 発動条件:米6月雇用統計が市場予想を上回り、161.95円を明確に突破した場合
    • 目標レンジ:162.00〜162.50円
    • 確率:55%
    • 根拠
      ファンダ:FRBのタカ派姿勢と日米金利差の継続、米経済指標の底堅さ。
      テクニカル:161.95円のレジスタンス突破で、心理的節目162円も超えやすくなる。
    • 戦略:161.50円付近への押し目を狙い買い、損切りは160.90円を終値で割れたら。

🔴 弱気シナリオ(ドル安・円高方向)

    • 発動条件:米6月雇用統計が市場予想を下回り、161.00円を終値で割れた場合
    • 目標レンジ:160.50〜160.00円
    • 確率:45%
    • 根拠
      ファンダ:米雇用統計の悪化によるFRB利上げ観測後退、162円手前での介入警戒感。
      テクニカル:161.00円のサポート割れで、短期的な下落トレンド発生。
    • 戦略:161.50円付近への戻り売り、損切り162.00円を終値で超えたら。

6. まとめと来週のトレード戦略

🗓 来週(6/29(月)〜7/3(金))のトレード戦略

    • メインシナリオ:強気(ドル高)、確率55%
    • 想定週間レンジ:160.80〜162.50円
    • 狙いたいトレード:押し目買い狙い、特に161.00円〜161.30円付近
    • エントリー候補価格:161.20円付近
    • 利確目安:162.30円付近
    • 損切り目安:160.70円を終値で割れたら
    • 最大の注意点:米雇用統計発表時の値動きの荒さと、162円台での政府・日銀による介入。指標発表前後はポジションを軽くするか、様子見も選択肢です。
    • 週のポイント:週中盤の米経済指標でドル高が加速するか、週後半の米雇用統計でトレンドの方向性が決まるかを見極めましょう。
今週も一週間お疲れ様でした!週末はゆっくり休んで、来週も一緒に頑張りましょうね!良い週末を!

📅 次回更新の予告

来週月曜日の東京市場オープン時から平日版の分析をお届けします。
今回の週末予想が当たったかどうかも振り返りますので、ぜひまたチェックしてください!


※本ブログで提供する情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と自己責任において行っていただきますようお願いいたします。

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