※週足チャート(20週移動平均線付き)
はじめに
こんばんは!(週末のんびり相場観察中) 兼業トレーダーのゆるりもゆるりです! 今週1週間(6/29(月)〜7/3(金))のドル円は、始値161.74円から終値161.28円と、やや上値の重い展開で陰線を形成しました。 まずは、来週の見通しを先にまとめさせていただきますね。📊 来週(7/6(月)〜7/10(金))の見通しまとめ
- 方向感:レンジ継続 / ドル買い優勢
- 一言まとめ:今週は上値が重く陰線引けとなりましたが、週足では20週移動平均線を大きく上回っており、底堅い展開が予想されます。米経済指標の結果次第で上下どちらにも動きやすいでしょう。
- 想定レンジ(週間):上限 162.80円 / 下限 160.50円
- 狙いたい戦略:レンジ内スキャルピング、または重要指標後のトレンドフォロー
- 最大のリスクイベント:7月6日(月)米ISM非製造業景況指数
1. 今週の値動きレビュー
週足ローソク足の形状と意味
今週の週足は、始値161.74円、高値162.84円、安値160.60円、終値161.28円で引けました。 これは「陰線」であり、週の初めより終値が安かったことを示しています。 実体の大きさは0.46円と小さく、上下にひげを伴っています。 上ひげは1.10円、下ひげは0.68円と、特に上ひげがやや長く、162円台後半での上値の重さが意識された一週間でした。 しかし、20週移動平均線(159.06円)からは現在値が2.22円上方に乖離しており、中長期的なドル買いトレンドは継続していると見ています。 この週足の形状は、一時的な調整や利益確定売りが入ったものの、下値を積極的に攻める勢いには欠け、底堅さも持ち合わせていることを示唆しています。日足レベルの整理
今週の日足は、以下の通り推移しました。- 7/1(月):O=162.59 H=162.84 L=162.31 C=162.61 ▲(週初は堅調に推移し、週高値を更新)
- 7/2(火):O=162.61 H=162.61 L=160.69 C=161.12 ▼(一転して大幅下落、週安値に迫る)
- 7/3(水):O=161.12 H=161.50 L=160.60 C=161.37 ▲(安値圏から反発、週安値は160.60円)
- 7/4(木):O=161.37 H=161.50 L=161.19 C=161.38 ▲(小幅な上昇でほぼ横ばい)
- 7/5(金):O=161.38 H=161.73 L=160.74 C=161.28 ▼(再び上値が重くなり小幅下落)
2. 来週の重要イベント
来週(7/6(月)〜7/10(金))は、米国の重要経済指標がいくつか予定されており、これらがドル円相場に影響を与える可能性があります。| 日時(JST) | イベント名 | 重要度 | 予想/前回 | ドル円への影響 |
|---|---|---|---|---|
| 7/6(月)23:00 | 米 6月ISM非製造業景況指数 | ★★★ | 予想:54.1 / 前回:54.5 | 製造業PMIに続き、サービス部門の景況感を示す重要指標。予想より強ければドル買い、弱ければドル売り。 |
| 7/6(月)22:45 | 米 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 予想:51.3 / 前回:51.3 | ISM非製造業景況指数と合わせてサービス部門の健全性を測る。 |
| 7/8(水)08:50 | 日 5月国際収支・経常収支(季調前) | ★★ | 予想:4兆998億円 / 前回:3兆9078億円 | 日本の対外的な収支を示す。黒字幅拡大は円買い要因。 |
| 7/8(水)03:00 | 米 FOMC議事要旨(6月16日-17日開催分) | ★★★ | 発表なし | FRBの金融政策スタンスに関する詳細な議論が明らかになる。タカ派的な内容ならドル買い、ハト派的ならドル売り。 |
| 7/9(木)21:30 | 米 新規失業保険申請件数 | ★ | 発表なし | 米国の労働市場の健全性を示す指標。 |
最注目イベント
来週最も注目すべきは、7月6日(月)23:00に発表される米ISM非製造業景況指数でしょう。 米国経済の約7割を占めるサービス部門の動向を示す重要な指標であり、市場の利上げ観測に大きな影響を与えます。 ポジティブサプライズ(予想より強い結果)の場合、米経済の堅調さが再認識され、FRBの利上げ継続観測が高まり、ドル買い・円売りの動きが強まる可能性があります。 ネガティブサプライズ(予想より弱い結果)の場合、米経済の減速懸念が高まり、FRBの利上げ停止・利下げ観測が浮上し、ドル売り・円買いの動きが強まることが予想されます。 また、7月8日(水)のFOMC議事要旨も、FRBの金融政策の方向性を見極める上で非常に重要です。3. ファンダメンタルズの大局観
日米金利差と中央銀行の方向性
FRBはインフレ抑制のため、引き続き引き締め的な金融政策を維持する姿勢を見せていますが、最近の経済指標によっては利上げサイクルの終焉や、将来的な利下げの可能性も議論され始めています。 一方、日銀は長らく金融緩和を継続しており、YCC(イールドカーブコントロール)の修正や解除の可能性は示唆されるものの、具体的な引き締めには慎重な姿勢を崩していません。 この日米の金融政策の方向性の違いから生じる金利差が、依然としてドル買い・円売りの大きな要因として作用しています。 来週の米ISM非製造業景況指数やFOMC議事要旨の内容次第では、FRBの政策スタンスに対する市場の見方が変化し、金利差の縮小・拡大観測を通じてドル円に影響を与える可能性があります。主要な構造的テーマ
現在のドル円相場を動かす主要な構造的テーマとしては、やはり「日米金利差」とそれに伴う「円キャリートレード」が挙げられます。 世界的なリスクオンムードが続く限り、低金利の円を売って高金利のドルを買う動きは継続しやすいでしょう。 また、日本政府・日銀による「為替介入への警戒感」も常に上値を抑える要因として意識されています。 地政学リスクについては、現状ではドル円を大きく動かすような突発的なイベントは少なく、市場は比較的落ち着いた状態にあると言えます。ポジション・センチメント概況
CFTC(米商品先物取引委員会)が発表するCOTレポートによると、2026年7月4日現在、投機筋の円買いポジションは前週比で変化なし、円売りポジションも前週比で変化なしとなっており、投機筋ポジションの買い越しも前週比で変化なしとなっています。 これは、投機筋が積極的にどちらかの方向にポジションを傾けていない、あるいは一旦様子見の姿勢に入っている可能性を示唆しています。 市場全体のセンチメントとしては、ドル買い優勢の傾向が見られますが、過度な偏りは見られない状況です。 介入警戒感もあり、一方的なドル高を追いかける動きは抑制されていると推測されます。4. テクニカル分析(大局)
重要な価格水準(日足・週足)
- 週足レジスタンス:162.84円(今週高値、この水準を超えるとさらなる上昇圧力が高まる可能性)
- 週足サポート:160.60円(今週安値、ここを維持できるかが焦点)
- 日足レジスタンス:161.73円(直近高値、ここを明確に上抜けるか注目)
- 日足サポート:160.74円(直近安値、この水準を下回ると下落が加速する可能性)
- 心理的節目:160円、162円
- 現在値(1ドル=161.19円)は、今週のレンジの中央やや下方に位置しており、直近のサポートとレジスタンスの間で方向感を模索している状態です。
各指標の状況(日足ベース)
| 指標 | 計算値(実データ) | 判定・注目ポイント |
|---|---|---|
| RSI(日足・14期間) | 52.2 | 中立 |
| RSI(週足・14期間) | 60.3 | やや買われすぎ気味 |
| 20日MA乖離率 | -0.2167% | 過熱感なし |
| ボリンジャーバンド(日足・20期間) | -0.52σ(中心線下) | ±1σ内(中立) |
| MACD(日足・12-26-9) | MACD:0.369 / シグナル:0.504 / ヒスト:-0.135 | ゼロライン下(売り優勢)、クロス状態変化なし、ダイバージェンスなし |
5. 来週の2シナリオ
🟢 強気シナリオ(ドル高・円安方向)
- 発動条件:161.50円(20日MA付近)を明確に上抜け、米ISM非製造業景況指数が予想を上回る結果となった場合。
- 目標レンジ:161.80〜162.80円
- 確率:50%
- 根拠:週足が20週MAを大きく上回っており、中長期的なドル買い基調は継続。米経済指標の好結果で利上げ継続観測が再燃すれば、ドル買いが再加速する可能性。
- 戦略:161.50円付近での押し目買いを狙い、162.00円、162.50円を目標に。損切りは161.00円割れで。
🔴 弱気シナリオ(ドル安・円高方向)
- 発動条件:160.60円(今週安値)を終値で割り込み、米ISM非製造業景況指数が予想を下回る結果となった場合。
- 目標レンジ:159.80〜160.60円
- 確率:50%
- 根拠:今週は陰線で引けており、上値の重さが意識されている。米経済指標の悪化やFOMC議事要旨がハト派的であれば、利上げ停止・利下げ観測からドル売りが強まる可能性。
- 戦略:161.50円付近までの戻り売りを狙い、161.00円、160.50円を目標に。損切りは162.00円超えで。
6. まとめと来週のトレード戦略
🗓 来週(7/6(月)〜7/10(金))のトレード戦略
- メインシナリオ:レンジ継続〜ドル買い優勢(確率50%)
- 想定週間レンジ:160.50〜162.80円
- 狙いたいトレード:米経済指標の結果を見極めた上でのトレンドフォロー、またはレンジ内での短期売買
- エントリー候補価格:強気なら161.00円付近からの押し目買い、弱気なら161.50円付近からの戻り売り
- 利確目安:強気なら162.00円〜162.50円、弱気なら160.50円〜160.00円
- 損切り目安:強気なら160.60円を終値で割れたら、弱気なら162.84円を終値で超えたら
- 最大の注意点:7月6日(月)の米ISM非製造業景況指数は特に注意。結果次第で大きく動く可能性があるため、発表前後のポジション管理は厳重に。
- 週のチェックポイント:週中盤のFOMC議事要旨でFRBのスタンス再確認、週末に向けてのポジション調整にも注意が必要です。
次回更新の予告
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来週月曜日の東京市場オープン時から平日版の分析をお届けします。
今回の週末予想が当たったかどうかも振り返りますので、ぜひまたチェックしてください!
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