※週足チャート(20週移動平均線付き)
はじめに
こんばんは!(週末のんびり相場観察中) 兼業トレーダーのゆるりもゆるりです! 今週1週間(7/6(月)〜7/10(金))のドル円は、始値161.33円から終値161.74円で、わずかながらも陽線を形成しました。高値を更新する場面もありましたが、週末にかけてはやや上値の重い展開となりましたね。📊 来週(7/13(月)〜7/17(金))の見通しまとめ
- 方向感:ドル買い優勢
- 一言まとめ:米国のインフレ指標が相次ぎ発表される週となります。強い結果が出ればドル高が加速する可能性もありますが、週足の上ヒゲの長さや介入警戒感から、上値は限定的となるかもしれません。
- 想定レンジ(週間):上限 163.00円 / 下限 161.00円
- 狙いたい戦略:押し目買い狙い(特に米指標が強い場合)
- 最大のリスクイベント:アメリカ 6月消費者物価指数(CPI)
1. 今週の値動きレビュー
週足ローソク足の形状と意味
今週の週足は、始値161.33円、高値162.71円、安値161.30円、終値161.74円で引けました。 実体は0.41円の小さな陽線ですが、高値から大きく売られて上ひげが0.97円と比較的長く形成されています。下ひげは0.03円と非常に短く、週初から安値を更新することなく推移したことがわかりますね。 20週移動平均線は159.40円に位置しており、現在値161.74円はそこから上方に2.34円も乖離しています。これは、中長期的な上昇トレンドが継続していることを示唆しています。 しかし、上ひげの長さは、162円台後半での売り圧力の強さを示しており、来週もこの水準がレジスタンスとして意識されるでしょう。日足レベルの整理
今週の日足の動きを振り返ってみましょう。- 7/8(火):始値162.12円、高値162.71円、安値161.99円、終値162.64円の陽線。週の高値をつけました。
- 7/9(水):始値162.64円、高値162.66円、安値162.25円、終値162.40円の陰線。前日の高値圏から反落しました。
- 7/10(木):始値162.40円、高値162.43円、安値161.30円、終値161.70円の陰線。大きく下落し、週の安値を更新しました。
- 7/11(金):始値161.70円、高値161.85円、安値161.60円、終値161.68円の陰線。狭いレンジで推移し、終値は前日とほぼ変わらず。
- 7/12(土)(※データは金曜クローズ):始値161.68円、高値161.80円、安値161.68円、終値161.74円の陽線。週末にかけてやや買い戻されました。
2. 来週の重要イベント
来週は特に米国経済指標の発表が目白押しで、ドル円相場に大きな影響を与える可能性があります。| 日時(JST) | イベント名 | 重要度 | 予想/前回 | ドル円への影響 |
|---|---|---|---|---|
| 7/14(火)夜 | アメリカ 6月消費者物価指数(CPI) | ★★★ | 予想: - / 前回: 前月比0.5%, 前年同月比4.2% | 米国のインフレ動向を示す最重要指標。FRBの金融政策判断に直結するため、市場の関心が高いです。予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りにつながりやすいです。 |
| 7/14(火)夜 | ウォーシュFRB議長、下院証言 | ★★ | - | FRB高官の発言は金融政策スタンスを測る上で重要。タカ派的な発言はドル高、ハト派的な発言はドル安要因となります。 |
| 7/15(水)夜 | アメリカ 6月卸売物価指数(PPI) | ★★★ | 予想: - / 前回: - | CPIと並びインフレ動向を示す指標。川上段階の物価動向を確認する材料となり、CPIと合わせて今後のインフレ基調を見極める手掛かりとなります。 |
| 7/15(水)深夜 | アメリカ 米地区連銀経済報告(ベージュブック) | ★★ | - | 米経済の現状と見通しに関する地区連銀からの報告。雇用や物価に関する記述に注目が集まります。 |
| 7/16(木)夜 | アメリカ 6月小売売上高 | ★★★ | 予想: - / 前回: - | 米国の個人消費の強さを示す指標。経済の力強さを測る上で重要であり、強い結果はドル買い、弱い結果はドル売りにつながります。 |
| 7/17(金)夜 | アメリカ 7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 | ★★ | 予想: - / 前回: - | 消費者の景気やインフレに対するセンチメントを示す指標。特に期待インフレ率に注目が集まります。 |
最注目イベント
来週は、7月14日(火)に発表されるアメリカ 6月消費者物価指数(CPI)が最も注目されます。 FOMC議事要旨でもインフレ高止まりへの懸念が指摘されており、CPIがこの懸念を裏付ける強い結果となれば、FRBの利上げ観測が一段と強まり、ドル買いに繋がりやすいでしょう。 逆に、インフレ鈍化が確認されれば、利上げ観測の後退からドル売りが優勢となる可能性があります。3. ファンダメンタルズの大局観
日米金利差と中央銀行の方向性
現在、日米の金融政策スタンスは大きく異なっています。米国FRBはインフレ抑制のために高金利を維持する姿勢を崩しておらず、利上げの可能性も依然として示唆されています。 一方、日本銀行は緩和的な金融政策を継続しており、この金利差がドル高円安の主要な構造的要因となっています。 来週の米国CPIやPPIなどのインフレ指標が強い結果となれば、FRBのタカ派的な姿勢がさらに強まり、金利差拡大からドル買いが優勢となる可能性があります。主要な構造的テーマ
現在のドル円相場を動かす主要なテーマは、引き続き日米金利差とそれに伴う円キャリートレードが挙げられます。世界的なリスクオンムードの中で、低金利の円を売って高金利のドルを買う動きが継続しています。 また、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感も根強く、これがドル円の上値を重くする要因となっています。ポジション・センチメント概況
CFTCが発表するCOTレポートによると、投機筋(大口のトレーダー)の円売り(ドル買い)ポジションは、6月中旬から極値圏で推移しており、今週はわずかに小反落したものの、依然としてドル買いに大きく傾いている状況です。 これは、大口投資家がドル高方向を強く見ていることを示唆しています。 一方で、個人投資家の間では、ドル円の上昇局面で売りに傾く「逆張り」の傾向が見られるとされています。 例えば、Myfxbookのデータでは、USD/JPYのトレーダーの71%がショート(売り)、29%がロング(買い)であることが示唆されています。 大口のドル買いと個人のドル売りという構図は、上昇トレンドの継続を示唆することが多いですが、個人の売りが積み上がると、その買い戻しが上昇を加速させる可能性も秘めています。4. テクニカル分析(大局)
重要な価格水準(日足・週足)
- 週足レジスタンス:162.71円(今週の高値であり、強い売り圧力が確認された水準)
- 週足サポート:161.30円(今週の安値であり、一旦下げ止まった水準)
- 日足レジスタンス:162.71円
- 日足サポート:161.30円
- 心理的節目:162.00円(今週もこの水準を挟んで攻防が見られました)、163.00円(さらなる上昇の目標となる水準)
- 現在値(1ドル=161.74円)の立ち位置は、週足・日足ともに上昇トレンドの中にありますが、直近の高値162.71円から調整局面に入り、主要な移動平均線(20日MA: 161.86円)をわずかに下回って推移している状況です。
各指標の状況(日足ベース)
| 指標 | 計算値(実データ) | 判定・注目ポイント |
|---|---|---|
| RSI(日足・14期間) | 53.2 | 中立 |
| RSI(週足・14期間) | 59.8 | 中立 |
| 20日MA乖離率 | -0.07% | 過熱感なし |
| ボリンジャーバンド(日足・20期間) | -0.29σ | ±1σ内(中立) |
| MACD(日足・12-26-9) | MACD:0.301 / シグナル:0.383 / ヒスト:-0.082 | ゼロライン下(売り優勢)、弱気ダイバージェンスあり(価格↑・MACD↓) |
5. 来週の2シナリオ
🟢 強気シナリオ(ドル高・円安方向)
- 発動条件:来週発表される米国のCPIやPPI、小売売上高が市場予想を上回り、FRBの利上げ観測が強まる場合。
- 目標レンジ:162.70〜163.50円
- 確率:55%
- 根拠:週足は陽線で引けており、中長期の上昇トレンドは継続。大口投機筋のドル買いポジションも高水準。米国の強い経済指標が、金利差拡大期待からドル高を後押しする。
- 戦略:161.50円付近での押し目買いを狙い、162.70円突破で追随買い。ただし、163円台は介入警戒感から慎重に。
🔴 弱気シナリオ(ドル安・円高方向)
- 発動条件:米国のインフレ指標が市場予想を下回り、FRBの利上げ期待が後退する場合。または、日本政府・日銀による円買い介入が実施された場合。
- 目標レンジ:160.50〜161.30円
- 確率:45%
- 根拠:週足の上ひげの長さが上値の重さを示唆。日足MACDの弱気ダイバージェンスも下落リスクを警告。米国の経済指標悪化や介入実施で一気に円高が進む可能性。
- 戦略:162.00円を明確に割り込み、161.30円のサポートも割れた場合、戻り売りを検討。ただし、下落が急な場合は深追いを避ける。
6. まとめと来週のトレード戦略
🗓 来週(7/13(月)〜7/17(金))のトレード戦略
- メインシナリオ:強気(ドル買い優勢)、確率55%
- 想定週間レンジ:161.00〜163.00円
- 狙いたいトレード:押し目買い狙い
- エントリー候補価格:161.50円付近(日足サポートや20日MA付近)
- 利確目安:162.70円付近(週足高値・レジスタンス)または163.00円付近(心理的節目)
- 損切り目安:161.30円を終値で割れたら(週足・日足サポート下抜け)
- 最大の注意点:7/14(火)の米国CPI発表後の値動きと、163円台での政府・日銀による円買い介入。
- 週のチェックポイント:週中盤の米経済指標の結果で、レンジの上限・下限がどちらにブレイクするか見極め、後半は介入警戒感を考慮しながらポジション調整を行う。
次回更新の予告
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来週月曜日の東京市場オープン時から平日版の分析をお届けします。
今回の週末予想が当たったかどうかも振り返りますので、ぜひまたチェックしてください!
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